「リストラップ」と「リストストラップ」。

名前がほぼ同じなのに役割は完全に別物です。私自身、最初に調べた時は混乱しました。さらにややこしいことに、ネット上には紛らわしい説明をしているサイトもあるので注意が必要です。

5年以上ベンチプレスとデッドリフトを続けて、両方のギアを実際に使い込んできた経験から、違いと使い分けを明確に整理します。


結論:1行で違いをまとめると

ギア 役割 使う種目
リストラップ 手首を固定して保護する ベンチプレス、ショルダープレス等の押す種目
リストストラップ 握力を補助する デッドリフト、懸垂、ロー系の引く種目

これだけは押さえてください。手首を守るのがリストラップ、握りを助けるのがリストストラップです。


リストラップ(手首保護)

何のため?

ベンチプレスやショルダープレスで重い重量を扱うと、手首が反って痛めることがあります。リストラップを手首に巻きつけることで関節を固定し、怪我のリスクを下げる役割です。

40代以降は関節が弱くなりやすいので、重量が上がってきた人ほど必須レベルで推奨します。

私が使っているもの

参考までに、私が使ってきたのはゴールドジムのグローブとリストラップが一体になったタイプ

  • グローブ部分が掌のグリップ補助も兼ねている
  • リストラップ部分でしっかり手首を固定できる
  • 穴が空くまで数年は快適に使えた

一体型は単体のリストラップより少し高めですが、グローブと別々に買うより楽なので40代の時短ギアとしておすすめです。


リストストラップ(握力補助)

何のため?

デッドリフトや懸垂、ベントオーバーロー等の引く動作で、握力が先にギブアップしてしまうことがあります。リストストラップをバーに巻きつけることで握力を補助し、対象筋(背中・脚等)を限界まで追い込めるようになります。

特にデッドリフトでは、握力より背中・脚の力が圧倒的に強いので、何もしないと握力が先に潰れて本来鍛えたい部位まで追い込めない問題が起きます。

名前は似ているけど別物

リストラップは「手首に巻く」、リストストラップは「バーに巻く」。

項目 リストラップ リストストラップ
巻く対象 手首 バーベル・バー
目的 手首の固定 握力の補助
主な種目 ベンチ、ショルダープレス デッドリフト、懸垂、ロー

これさえ覚えておけば混同しません。

ナイロン製 vs 本革製の選び方

リストストラップには素材によって価格と性能の差があります。

素材 価格 特性
ナイロン製 安い 軽い・洗える・重量が上がると滑りやすい
本革製 高い しっかり固定・滑りにくい・耐久性高い

私の場合の買い替えタイミング: デッドリフトで130kg超えたあたりからナイロン製の滑りが気になり始め、本革製に買い替えました。

おすすめの順番

  1. 最初はナイロン製で十分(1,000〜2,000円)
  2. デッドリフトの重量が上がって滑りを感じてきたら本革製に買い替え(3,000〜6,000円)

最初から本革を買う必要はないです。まず安いナイロンで使い心地を確認するのが私の体験上の推奨です。


リストストラップ vs パワーグリップの使い分け

握力補助系のギアには、リストストラップと並んでパワーグリップがあります。私は両方使ってきましたが、使い分けに正解があると感じています。

パワーグリップ

  • セットアップが楽(バーに被せるだけ)
  • 軽い〜中程度の補助で十分な時に最適
  • 着脱が速いのでセット間のロスが少ない

リストストラップ

  • 巻き付けに少しコツがいる(最初は慣れが必要)
  • ガッツリ補助が欲しい時に最強
  • 私の場合、デッドリフトはこれ一択

私の使い分けルール

種目 使うギア
デッドリフト リストストラップ(ガッツリ補助)
懸垂 パワーグリップ(着脱の楽さ重視)
ローイング系 パワーグリップ
軽い重量での補助 パワーグリップ

ガッツリ補助が必要な時はリストストラップ、軽い補助でいい時はパワーグリップ」というのが私の中での基準です。


40代におすすめのギア構成

リストラップ系・リストストラップ系を含めた、40代の私が実際に使っているギア構成です。

用途 ギア 優先度
手首保護(押す種目) リストラップ ★★★
腰保護(高重量種目) トレーニングベルト ★★★
握力補助(引く種目) リストストラップ or パワーグリップ ★★
グリップ補助 グローブ(一体型でもOK)

40代はとにかく怪我を避けることが最優先腰や肩を壊すと数ヶ月〜数年単位で響くので、ベルトとリストラップは早めに揃えてほしいギアです。


まとめ:紛らわしいけど別物

ポイント 内容
リストラップ 手首に巻く・関節保護・押す種目用
リストストラップ バーに巻く・握力補助・引く種目用
私のリストラップ ゴールドジム グローブ一体型(数年使用)
リストストラップの素材買い替え目安 デッドリフト130kg超でナイロン→本革に
デッドリフト用 リストストラップ(ガッツリ補助)
その他引く種目 パワーグリップ(着脱の楽さ)

重量が上がってきた40代ほど、ギア投資はリターンが大きいです。整体やリハビリ通いを考えれば、数千円〜1万円台のギアは十分に元が取れます。

BIG3の重量を伸ばしたい方100kg到達を目指す方は、ぜひこの記事を参考にギアを揃えてみてください。


次に読む

握力補助を活かす種目はこちら。

  1. 必須トレーニングギア — 他の必須ギア
  2. デッドリフトのフォーム — ストラップが効く種目
  3. ベンチプレス完全ガイド — リストラップが効く種目

※本記事は個人の使用体験に基づく情報です。製品の効果や耐久性には個人差・製品差があります。トレーニングは自己責任で行い、痛みや異常を感じた場合は中止して医師にご相談ください。