有酸素運動は好きにすればいい

「筋トレと有酸素運動、どっちをやるべき?」「有酸素は筋肉が減るからやらない方がいい?」

この手の議論はよく見るけど、自分の結論はシンプル。

好きにすればいい。

走るのが好きなら走ればいい。嫌いなら無理にやる必要はない。有酸素運動は痩せるための必須条件ではない。

ただし、痩せたいなら先にやるべきことがある

痩せる仕組みはシンプル

痩せる・太るの仕組みは、突き詰めると1つだけ。

摂取カロリー < 消費カロリー → 痩せる 摂取カロリー > 消費カロリー → 太る

これだけ。糖質制限だろうが脂質制限だろうが、結局はカロリー収支の問題。

世の中には「○○ダイエット」「△△するだけで痩せる」みたいな方法が山ほどあるけど、惑わされないでほしい。どんなダイエット法でも、痩せている場合はカロリーが落ちているだけ。魔法はない。

そしてただ痩せるだけなら食事を減らせばいい。でも「綺麗に痩せる」には筋トレが必要。食事制限だけで体重を落とすと、脂肪と一緒に筋肉も落ちる。結果、体重は減ったけどたるんだ体になる。筋トレをして筋肉を維持しながら脂肪を落とす。これが40代の正しい痩せ方。

で、このカロリー収支を改善する方法は2つある。

  1. 食事で摂取カロリーを減らす
  2. 運動で消費カロリーを増やす

どっちが楽か。圧倒的に食事管理の方が楽。

おにぎり1個 vs ジョギング30分

具体的な数字で比べてみよう。

方法 カロリー 所要時間 大変さ
おにぎり1個を1日かけて減らす 約180kcal減 0分
ジョギング30分(体重70kgの場合) 約250kcal減 30分 しんどい

ほぼ同じカロリー。

おにぎり1個分を1日かけて減らすのは、昼食のおかずを少し減らすとか、間食を1回やめるとか、その程度の話。特に努力した感覚もなくできる。

一方のジョギング30分。着替えて、走って、汗だくになって、シャワーを浴びて。時間も体力も使う。しかも得られるカロリー消費はおにぎりとほぼ同じ。

どちらが現実的に続けられるかは明白。

食事管理で減らしつつ、追い込みたければ有酸素を足す

おすすめのアプローチはこう。

ステップ1:食事管理でカロリーを減らす

まずは食事管理でカロリー収支をマイナスにする。これが基本。

  • 1日の摂取カロリーを200〜300kcal減らす程度で十分
  • 急激に減らすと筋肉も落ちるし、何より続かない
  • おにぎり1〜2個分減らすイメージ

ステップ2:もっと追い込みたければ有酸素を足す

食事管理だけでは減量ペースが遅い、もう少し追い込みたいという場合に有酸素運動を追加する。

  • ウォーキング30分(約150kcal)
  • エアロバイク20分(約150kcal)
  • ジョギング30分(約250kcal)

食事で300kcal減 + 有酸素で200kcal減 = 1日500kcalのマイナス。これなら週に約0.5kg減のペースで進められる。

ステップ3:好きならやればいい

「走るのが好き」「スッキリする」「ストレス発散になる」。そういう理由で有酸素をやるのは全然あり。カロリー計算関係なく、楽しいからやる。それが一番健康的。

逆に「痩せるために嫌々走っている」なら、その時間を食事管理に回した方が効率的。

有酸素運動をやるなら注意すること

筋トレの後にやる

筋トレと有酸素を同じ日にやるなら、筋トレ→有酸素の順番。先に有酸素をやると疲労で筋トレのパフォーマンスが落ちる。筋トレが最優先。

やりすぎない

有酸素運動をやりすぎると、筋肉の回復に必要なエネルギーが足りなくなる。特に減量中はカロリーが制限されているので、やりすぎは筋肉量の低下につながる。

週2〜3回、1回20〜30分もやれば十分。

40代は関節に気をつける

ジョギングは膝や腰への負担が大きい。40代以降は関節の回復力が落ちているから、エアロバイクやウォーキングの方が安全

特に体重が重い人は、まずウォーキングから始めて、体重が落ちてきたらジョギングに移行するのがおすすめ。心肺機能を効率的に鍛えたい人はHIITを取り入れた呼吸法ガイドも参考にしてほしい。

まとめ

  • 有酸素運動は好きにすればいい。必須ではない
  • 痩せたいなら食事管理が先。こちらの方が圧倒的に楽で効率的
  • おにぎり1個(約180kcal)減らすのと、ジョギング30分(約250kcal)はほぼ同じ努力
  • 食事管理で減らしつつ、追い込みたければ有酸素を追加する
  • 好きだからやる、は最高の理由。嫌々やるなら食事管理に時間を使った方がいい

次に読む

有酸素の位置づけを押さえたら、痩せる本筋へ。

  1. なぜ体重が減らないのか — カロリー収支の現実
  2. 40代の食事管理 — 痩せる本命はこちら
  3. お腹がへこまない理由 — 部分痩せは不可能

※本記事は個人の体験と一般的な知見に基づいた情報です。医学的なアドバイスを意図するものではありません。持病のある方、治療中の方は、食事制限や運動プログラムを始める前に必ず主治医にご相談ください。